手話&音楽劇『夜明けのうた(再演)』配信終了。
手話&音楽劇『夜明けのうた(再演)』の配信期間が終了しました。
配信でご覧いただいた皆様、ありがとうございました。
これにて手話&音楽劇『夜明けのうた(再演)』の活動は全て終了となります。
劇場公演にご来場いただいた皆様、クラウドファウンディングやSNSにて応援いただいた皆様、そして関係者の皆様、本当にありがとうございました。
去年の12月には、この公演を行うか迷うようなことがあり、
その時に一部の方(本公演のチラシなどに掲載しているキャストやスタッフではありません)から強いご指摘があったのが「ターゲットを絞る」ことと「舞台手話通訳を入れる」ことでした。
ですが、本公演の内容としてもターゲットは聴者も聾者も両方に楽しんでいただきたいということで、どちらに絞るということはせずに進めてきました。
そして、舞台手話通訳についても、本公演の内容及び会場の規模から、手話通訳を入れずに役者さん達が手話を覚えて役を演じるという方法を取りました。
ご指摘いただいた方のご意見を取り入れられませんでしたが、ターゲットを決めて舞台手話通訳を入れることに対して否定的な考えということではなく、本公演については最初の方針の方が良いと思っての判断です。
劇場公演終了後に関係者の方々と、このことについてもお話してきました。
結果、本公演は多文化共生を描いていて、舞台上も聾者と聴者の役者さんがいるので、ターゲットを聾者もしくは聴者に絞るということに意味を見出せませんでしたし、終わってからもターゲットを絞らないで良かったと思っています。
聾者をターゲットにした作品、聴者をターゲットにした作品、どちらもターゲットの作品、いろいろあって良いと感じます。
そして、舞台手話通訳についても、本公演では役者さんたちが手話で演じる良さが十分にあったと思います。
それぞれの団体のやり方があって、いろんなやり方があって良いという考え方なのですが、それを貫くことの難しさを味わいました。
全ての方々のご意見を取り入れることは不可能ではありますので、本作品は本作品、そういう作品はそういう作品としていろいろなやり方をそれぞれの団体が模索し検討しながらより良い作品になるように作り上げていくものだと改めて感じました。
また、聴者の役者さんはいろいろなところに出演の機会がありますが、聴覚障がい者の方々は活動の場が限られているのが現状です。
聾者の役者さんの素晴らしい表現力をいろんな方に知ってもらいたいという思いもあり、微力ですがプリズム・ミュージックで聾者の役者さんの出演の機会となれば嬉しいと思っています。
さまざまな想いを込めた本作品が、ご覧いただいた方々に何かお届けできていれば幸いです。
本公演を応援し支えていただいた方々、アンケートやSNSでのお言葉はとても励みになりました。
本当にありがとうございます。
聴者、聾者に関わらず、それぞれがそれぞれの主張を尊重しあい、仲良く共存していける社会というのはなかなか難しいのだなぁと感じることもありますが、このやり方もありだよね~と感じていただける方々との輪を今後も広げていきたいと思っています。
手話&音楽劇『夜明けのうた(再演)』に関わっていただいた全ての方々に感謝申し上げます。
またどこかでお会いしましょう♪
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☆プリズム・ミュージック☆
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Mail;info@p-m.biz
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